青蝶夢 *Ⅱ*
玄関のドアの前、靴を履いた
私は立ち、貴方と別れの
口づけを交わす。
幾重も重なり合う、唇。
貴方は、顔を逸らした。
「また、逢える?」
「お前がさっきの約束を
守れるなら、逢えるさ」
「守るよ
貴方も大切だけど
家族も大切だから・・・」
家族を、悲しませたくない。
家庭を、壊したくない・・・
ドアノブを掴む、私の手
貴方の手が、私の肩に触れる。
私は振り返り、もう一度
貴方の肩に両腕を回して
抱きついた。
私は立ち、貴方と別れの
口づけを交わす。
幾重も重なり合う、唇。
貴方は、顔を逸らした。
「また、逢える?」
「お前がさっきの約束を
守れるなら、逢えるさ」
「守るよ
貴方も大切だけど
家族も大切だから・・・」
家族を、悲しませたくない。
家庭を、壊したくない・・・
ドアノブを掴む、私の手
貴方の手が、私の肩に触れる。
私は振り返り、もう一度
貴方の肩に両腕を回して
抱きついた。