青蝶夢 *Ⅱ*
『私、もう・・・
貴方には逢わない』
そう、言うつもりだったのに
言えない。
貴方に逢いたい・・・
娘の外出に必要な物を
鞄につめて、タクシー
を走らせる。
芳野の元へ・・・
私は、伊吹・・・
貴方を守れない。
タクシーに乗り込む私を
貴方は見つめる。
そして、深い息を吐く。
深い闇が包むベッド
伊吹に背を向けて眠る私。
貴方は後ろから、私を抱く・・
貴方には逢わない』
そう、言うつもりだったのに
言えない。
貴方に逢いたい・・・
娘の外出に必要な物を
鞄につめて、タクシー
を走らせる。
芳野の元へ・・・
私は、伊吹・・・
貴方を守れない。
タクシーに乗り込む私を
貴方は見つめる。
そして、深い息を吐く。
深い闇が包むベッド
伊吹に背を向けて眠る私。
貴方は後ろから、私を抱く・・