青蝶夢 *Ⅱ*
あなたを、ほんのひと時でも
苦しみから救ってあげたい。
伊吹の肩に、腕を回して
彼を抱きしめたまま
茅野は、囁く。
「忘れさせてあげる
全て
忘れていいよ」
彼女の熱い口づけを受けながら
ベッドに倒れる伊吹。
俺を、見下ろす
貴女の、美しく潤んだ瞳・・・
貴女は、言う。
「あなたを、この手で
めちゃくちゃにしたい」
『目の前にいるお前を
この手で
めちゃくちゃにしたい』
もう、どうなったっていい・・・
「カヤノ
忘れさせてくれ」
苦しみから救ってあげたい。
伊吹の肩に、腕を回して
彼を抱きしめたまま
茅野は、囁く。
「忘れさせてあげる
全て
忘れていいよ」
彼女の熱い口づけを受けながら
ベッドに倒れる伊吹。
俺を、見下ろす
貴女の、美しく潤んだ瞳・・・
貴女は、言う。
「あなたを、この手で
めちゃくちゃにしたい」
『目の前にいるお前を
この手で
めちゃくちゃにしたい』
もう、どうなったっていい・・・
「カヤノ
忘れさせてくれ」