青蝶夢 *Ⅱ*
「ヒイロ
 この責任は、俺が取る
 
 お前は、この事について
 イブキに何か聞かれても
 何も話すな
 全ては、俺が悪い
 イブキには、俺から話す」

少し、元気が無い

貴方の声・・・

「私達が、別れた事を
 イブキが知れば
 赦してくれるかなぁ?」

少し、口調が強くなる

貴方の声・・・
 
「ヒイロ、イブキに
 赦してもらおうなんて
 甘い考えは捨てろ
 
 俺達がやった事は
 一生、イブキには
 赦してもらえない

 俺達の関係をアイツに
 知られた以上
 もう、後戻りはできない」

「ヨシノ・・・?」
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