青蝶夢 *Ⅱ*
「答えを、聞かせて?」

不安げな、貴方の声・・・

「私は
 ヨシノと一緒に居たい」

それが、私の本音。

電話越しに、芳野は
ほっと吐息をもらす。

伊吹を、今、以上

もっと、もっと

いっぱい

傷つける事になったとしても

私は、芳野と一緒に居たい。

「すぐに
 迎えに行ってやる」

ヨシノ・・・

俺は、赦せない。

助けてくれ

俺は、俺でいられない。

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