青蝶夢 *Ⅱ*
「教えてよ
  
 同じように

 ヤッてやろうか?」

やめて・・・

「イブキ・・・
 お願い、やめて
 
 貴方は
 こんな人じゃない」

伊吹は、私の頬を
思いっきり、打った。

「いい加減、疲れたわぁ
 もう、どうでもいい
 
 お前の気持ちとか
 俺の気持ちとか

 そんなもん、くそ食らえだ

 ヤりたいから、ヤる
 
 それだけだ」

涙が、こめかみへと流れていく。

悲しい・・・

私は、もう

抵抗することを止めた。
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