青蝶夢 *Ⅱ*
「・・・それ、着ろよ」
「ああ」
伊吹は、手に持っていた
白いシャツを纏う。
「昨夜、繁華街で偶然
カヤノに逢った
アイツに、朝まで
慰めてもらったんだ」
芳野の顔色が変わる。
「お前・・・アイツの気持ちを
知っていて、した事なのか?
カヤノは、お前をまだ・・」
「ああ、お前に言われなくても
知ってるさ、アイツが俺を
忘れていないことは・・・
その想いに昨夜、俺は
甘えさせてもらっただけ
カヤノと、これから
どうこうなろうなんて
これっぽっちも想ってない
男と女、そういう気分
だったから
求め合っただけだ」
「お前、それ
本気で言ってるのか?」
「ああ」
伊吹は、手に持っていた
白いシャツを纏う。
「昨夜、繁華街で偶然
カヤノに逢った
アイツに、朝まで
慰めてもらったんだ」
芳野の顔色が変わる。
「お前・・・アイツの気持ちを
知っていて、した事なのか?
カヤノは、お前をまだ・・」
「ああ、お前に言われなくても
知ってるさ、アイツが俺を
忘れていないことは・・・
その想いに昨夜、俺は
甘えさせてもらっただけ
カヤノと、これから
どうこうなろうなんて
これっぽっちも想ってない
男と女、そういう気分
だったから
求め合っただけだ」
「お前、それ
本気で言ってるのか?」