青蝶夢 *Ⅱ*
流れる涙を、手で拭い

溢れる涙を、堪えながら

貴方に、話そうとする
私の頭を

貴方は、自分の肩へと
押し付けた。

「今は

 泣きたいだけ
 
 泣けよ」

小さな命・・・

最後に、パパに逢えて

抱かれて良かったね。

流れても

流れても

涙は、溢れる。

私は、涙を流しながら

貴方の唇にそっと

唇を合わせた。

「もう、二度と離れない」
< 231 / 334 >

この作品をシェア

pagetop