青蝶夢 *Ⅱ*
傍に居させて
病院から、ほんの少し離れた
場所にある、昔ながらの雰囲気
の残るカフェ。
喫茶店と言った方がいい
かもしれない、その場所で
私は芳野に、全てを話して
聞かせた。
「そんな・・・
どうにもならないのか?」
私が先生に質問した言葉と
同じ言葉を貴方は、問う。
私は、首を左右に振った。
もう、どうにもならない・・・
命は、こんなにも儚い・・・
「クソッ」
貴方は、握り締めた拳を
左足の太股に打ち付けた。
どうにもならない事は
分かってる
でも、どうにかしてほしい。
遣る瀬無い想いを拳に込めて
貴方は、何度も足に叩き続ける
場所にある、昔ながらの雰囲気
の残るカフェ。
喫茶店と言った方がいい
かもしれない、その場所で
私は芳野に、全てを話して
聞かせた。
「そんな・・・
どうにもならないのか?」
私が先生に質問した言葉と
同じ言葉を貴方は、問う。
私は、首を左右に振った。
もう、どうにもならない・・・
命は、こんなにも儚い・・・
「クソッ」
貴方は、握り締めた拳を
左足の太股に打ち付けた。
どうにもならない事は
分かってる
でも、どうにかしてほしい。
遣る瀬無い想いを拳に込めて
貴方は、何度も足に叩き続ける