青蝶夢 *Ⅱ*
救えない
「ヒイロ・・・」
その声は
芳野でも
伊吹でもない。
瞳を開けた私を
覗きこむのは、義父。
私の体は、凍りつく・・・
心は、悲鳴をあげる・・・
「やめて」
私の頬に触れる手
「ヒイロ」
「私に触らないで」
「ヒイロ
そんな事言わないで・・・
お前がいなくなって
俺は」
やめて
私の名前を呼ばないで
その声は
芳野でも
伊吹でもない。
瞳を開けた私を
覗きこむのは、義父。
私の体は、凍りつく・・・
心は、悲鳴をあげる・・・
「やめて」
私の頬に触れる手
「ヒイロ」
「私に触らないで」
「ヒイロ
そんな事言わないで・・・
お前がいなくなって
俺は」
やめて
私の名前を呼ばないで