青蝶夢 *Ⅱ*
真実を教えて
真実を教えて・・・
この冷蔵庫も、この炊飯器も
この包丁も、まな板も
調理器具も、食器も
ここにある物、全てを
私は知り尽くしている。
どこに何があって
どこに仕舞うのか
全てを体が覚えている。
そんな使い慣れているキッチン
で、手際よくパッパと作った
夕食を三人で取りながら
お腹が少し満たされたところで
芳野は、語り出す。
衝撃の言葉から始まった。
「俺は、ヒイロ
お前を迎えに行く為に
あの日
急いでこの家を出た」
貴方を待ったけど
貴方は来なかった。
この冷蔵庫も、この炊飯器も
この包丁も、まな板も
調理器具も、食器も
ここにある物、全てを
私は知り尽くしている。
どこに何があって
どこに仕舞うのか
全てを体が覚えている。
そんな使い慣れているキッチン
で、手際よくパッパと作った
夕食を三人で取りながら
お腹が少し満たされたところで
芳野は、語り出す。
衝撃の言葉から始まった。
「俺は、ヒイロ
お前を迎えに行く為に
あの日
急いでこの家を出た」
貴方を待ったけど
貴方は来なかった。