ただ…逢いたくて…。
「咲。乗れ!お前歩けねぇだろ!!一樹とめいはタクシーよんで!」

「「うん。」」


早く…早く…行かなきゃ。
そう思ってるんだけど…

「足が…。 足に力はいんなくって…。」


「咲!お前がしっかりしなきゃ…
一樹はかなしむんだぞ!!
今お前がこんなんだったら…
一樹はどうおもうか…。
こんなことしてる時でも
一樹はまだ生きようとしてるんだぞ!!!
まだ…まだ死者はでてねぇよ!!
だから急ぐぞ!!」



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