こころの鍵~またいつか…~

「ニヤニヤしてないで桃花を待ってたんだから早く来なさい!」と茉莉さんに言われ、あたしはやっと自分がほんまに嬉しいんだって気がついた…


うちらは茉莉さんの運転するジェットコースターに乗り込んだ…でわなく車に乗り込んだ。

密かにジャンケンで負けたあたしが助手席に乗ったなどまったく知らない茉莉さんは上機嫌でアクセルをふみこむ。



あ~っとゆうま?のスリリングなドライブを終え、新地本通りのど真ん中にあるビルの前に到着した。

ボーイなる人にキーを渡すと

「ここよ~」と茉莉さんがうちらを案内してくれた。

さすが茉莉さんの親友のお店だけあってオープンの花の数も桁違いだ。

「いらっしゃいませ」

店のドアが開くと黒服の人たちが列をつくっていた。

ワクワクする~♪とVIPに入るまでキョロキョロとしているあたし…おのぼりさんか…
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