大切なもの
「ずっと‥待ってくれててありがとう。啓斗……」


そう言って私は啓斗から離れた。


もう心臓の音が聞こえそうだったから。


啓斗の顔を見ると真っ赤になっていた。


こういう顔も好きになると可愛く思えてしまう私はおかしいのかな?


「俺‥絶対香奈を大事にする‥。」

「よろしく…お願いします…。」


啓斗は私の言ったのを聞いて笑い出した。


なんで笑うの・・!?


私は少し下を向いた。


すると啓斗は私の名前を呼んだ。

だから私は上を向いた。


その次の瞬間―


啓斗は私のほっぺにチュッて軽くキスをしてきた。


「もう・・!!」


私は怒ったけど嬉しかった。


啓斗・・



ずっと待っててくれてありがとう。



そして・・



大好きだよ・・。
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