大切なもの
バスに揺れて約1時間30分。私たちが過ごすキャンプ場に到着した。山全体がきれいな紅葉になっていてすごくきれい。みんなも同じ事を思ったらしくみんな山をみていた。


「すっごくきれいだねぇ。」

「うん!きて良かったぁ。」


「えーここが皆が泊まる、仲良し荘だぞ~。迷子にならないようになぁ~。今から1時間班で自由行動にするから、1時間経ったらここに集合だぞ~」


『はぁい!!』


仲良し荘??何か変な名前だけど3日間よろしくお願いします・・。


「浅井達~!!どうする?1時間。」

とりあえず私たちはこれから何をするか決める事にした。

「休憩しない?」

「伊藤の意見に賛成!俺も疲れた・・。」

「浅井も伊藤もおじいちゃんだねぇ・・。」

「なら華だっておばあちゃんだろ!」


華と浅井が言い争いを始めた。私も浅井とあんな風に話してみたい・・。いつも私と浅井の会話は、長続きしない。私は緊張して話せなくなちゃう。だからあんな風に長続きしてみたいな・・。



「まぁいいや。じゃぁあそこのベンチでみんなで休憩しよ~」

結局華と浅井は10分も言い争いをした・・。


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