大切なもの
「浅井!!お前最低っ!!」

「浅井見損なったよっ!!」


香奈が走っていった後みさきと啓斗は香奈を追いかけに行った。


「もう香奈どこ???」

「分かんない!とりあえず向こう行くぞ」

しばらく走ったら大きな木が見えた。

そして小さな泣き声が聞こえてきた。


「っ・・・・。あ・・っうぅ・・」


『あっ香奈!!』





「えっっ????」




私はみさきと啓斗の声が聞こえて振り返った。



「香奈ぁ!!心配したよぉ・・・。」


「もう勝手に走るなよ・・・。」



「ごっごめんね・・・?」



私は急いで涙を拭いた。でも二人の優しさが嬉しくてまた涙がでてきた・。


「何泣いてるんだよ・・。浅井なら大丈夫だから。冗談だからさ。」

「そうだよ?もう大丈夫なんだからね?」


「違うの・・。二人が優しすぎるからぁ・・・。」


「ばぁか。当たり前だろ?幼なじみなんだから。」

「もぉ友達なんだから当たり前だよ。ほら自由時間終わるし早く行こ?」


「うん・・。ありがとう。」


私はこの二人に話をして良かったなぁと再び思った。


ありがとう・・。2人とも・・・。
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