大切なもの
朝・・・・。


夜あんなに泣いたのにいつもより早く起きた。

なにもすることないし顔を洗おうと思って洗面台へ向かった。



はぁぁぁ・・。どうすれば良いの??

華に私も好きって言うの?

それともあきらめるの?

もう私の頭はゴチャゴチャ。



洗面台にある鏡を見たら目が腫れていた。もう最悪なことばかりだよ・・。

とりあえず顔を洗おう・・。バシャバシャ・。腫れた目に冷たい水は気持ちよかった。

でもやっぱり腫れは引いてなかった。  誰かにあったら何て言えば良いんだろう。ずっと考えて部屋に戻ると最悪な事にみさきが起きていた。


「香奈!起きてたんだぁ。」

「うん・・。」


私は下を向いてしゃべった。だってばれたら大変だから・・。だけどみさきは気づいてしまった。


「香奈!!どうしたのその顔!?」

「え??別になんともないよ??」

私はごまかそうとしたけど無駄だった。

「何があったの??教えて・・?」


みさきは私に優しく聞いてきた。それが嬉しかった。



〝私浅井が好きなんだぁ〟



華の言葉を思い出したらまた涙が流れた。


「!?・・。外行こっか・?」

コク。私は首を縦に振った。



神様・・私はどうすれば良いんですか??
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