大切なもの
私たちは外にあるベンチに向かった。



「香奈・・。何があったの?」


「華が・・浅井の事好きだって・・・」

「えっ・・??」


私はまた涙が流れた。

私って泣き虫じゃないはずなのに・・。

たかが中学生の恋なのに。

なんでこんなに泣くのだろう。



「よしよし。」


「みさきぃ・・。私どうすれば良いの??」

「うーん・・。私にも分かんないよ・・。でも友情が大切ならあきらめるしか無いと思う。」

「う・・ん。みさきに話して良かった・。すっきりしたよ」

「よく考えなね?後は香奈次第なんだから」

「うんありがと・・。」



そのあと私達は部屋に戻った。


みさきに話せて良かった。でも・・。私はどっちが大切なんだろう?


華とは親友で私にとって大事なもの。

浅井は・・・二年間片思いしてきて。あきらめたくは無い・・。


天秤で量っても釣り合ってしまう。



私はどっちを選べば良いんだろう・・。
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