大切なもの

決断

公園・・・?


名前は確かに公園なんだけど、どうみてもね??


「荒れ地じゃん・・。」


つい声に出して言っちゃった。そう。その名のとおり荒れ地にしか見えない。っていっても滑り台らしきものはあるし、シーソーらしきものもある。ただ・・・

草が私の膝辺りまで生えている。ずっと手入れしてないんだ・・。

「昨日は看板しか見えなかったから分からなかったね?浅井。」


華は浅井に話しかけた。別に浅井じゃなくても良いじゃん。


「うんそうだなぁ・・。どうする?皆。帰るか?」

「別に帰らなくてもいいんじゃね?」

「うん。そうだよ啓斗の言うとおりだよ。帰ってもする事ないしさ。まだ自由時間かなりあるしさ。」

「そうだなぁ。じゃ皆で遊ぼうか。」

「うん。鬼ごっこでもする?」

「良いよ!!」

えぇぇぇぇ??おお鬼ごっこ?私足遅いのに・・。しかも私以外皆足速いし。

「ちょっと待って!!私鬼ごっこ無理だからっ。」

「なんで?」

「だって足遅いもん」

「そんなの関係ないから。 じゃ最初はグー!ジャンケン」

『ポン!!』


私もジャンケンをクセでしてしまった。あぁもうやだ・・。


ジャンケンの結果は・・・・。


「最悪・・・・・」



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