大切なもの
「え・・?それって私が香奈に言う前から好きだったの??」

「う・・ん」


華はしばらく黙ってしまった。私も何を言ったら良いか分からなくて話さなかった。


沈黙を破ったのは華だった。


「過ぎたことは・・仕方ないよ。じゃぁこれからライバルとして仲良くしよ?」


華・・・。


「違うよ?私浅井の事諦めるから。ライバルじゃないよ。」

「何言ってるの?普通諦めるのは私じゃん。香奈おかしいよ!!」


華は私のことを諦めるなって説得しようとしてくれた。

でももう私は

諦めるって決めたからー・・・・。


「華・・。私本気だから。華は絶対諦めないで。・・一つお願いがあるんだけど・・」

「うん・・。なんでもお願い聞いてあげるよ?」


私がたった今思いついた華へのお願い・・


それは


「浅井に告白して!!絶対しなきゃ許さないからね・・。」


私は華のこの恋が上手くてほしいと思ってるから


このお願いをした。


だってこれぐらいしないと華きっと私の事を思って諦めちゃうから





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