大切なもの
華はしばらく考えて


「うん・・。告白するよ。香奈・・ありがとう。」

「絶対だからね?約束だよ?」

「うん。絶対するから」


そう言って私と華は指切りげんまんをした。

そして思った。

華なら絶対このお願い叶えてくれる・・って。


「香奈・・。ありがとね?本当の事話してくれて。私・・香奈と親友でいて良かったよ!じゃあ・・また明日ね!」


華は優しく笑っていた。



「私もっ!!華と親友で良かったよ!これからもよろしくね・。バイバイ!」


私と華は少しの間笑って手を振って、華は家へと帰っていった。




「あぁ。これで私の恋も終わりか・・。浅井・・華の事振ったら絶対許さないんだから・・」


私は一人言を言って公園をでた。


涙がこぼれないように上を向いて歩く。



この時の空は・・



きれいな夕焼けだった。





< 48 / 102 >

この作品をシェア

pagetop