大切なもの
私はA組だった。そして啓斗と由加とも同じクラスだった。


本当に嬉しい。これからの高校生活楽しみかも・・


すると啓斗も気づいたのか私と由加の元へとやってきた。


「香奈っ。俺と香奈同じクラスだった!」

「うん。知ってるよ~。よろしくね!!」


私と啓斗と話していたのが不思議だったみたいで由加が


「あんた誰?香奈の彼氏?」


と少し睨み付けて言った。


「え?あぁ由加知らなかったね。この人伊藤啓斗っていうんだけど・・私の幼なじみなんだ。」

「あぁ。そうなんだ。ってきり彼氏かと思ったわ。」

「あはは。よく間違われるんだぁ。そろそろ教室入ろう?二人とも」


3人で教室に入った。



座席は黒板に書いてあった。


私は・・前から3番目の廊下側だった。

由加は、窓側で離れてしまった。

啓斗は私の後ろで結構近くだった。


「由加ぁまた後でね」

「うん後で」


そう言うと由加は自分の席へと向かっていった。


「啓斗。結構近くだね?」

「おう。まぁ良いじゃん早く座ろう」


ガタガタ・・

私は席へと着いた。

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