大切なもの
ふと隣の席を見ると―


あの可愛い系の男の子が座っていた。


そしてなんだか分からないけど・・またずっと見てしまった。


一回見ると目が離せなくなる・・。


私の視線に気づいたのか男の子が私に話しかけてきた。


「ねぇ!俺、里中修平って言うんだ!席となりだしこれからよろしくな?」

「あっえと・・。私は野口香奈。こちらこそ・・よろしくね」


なんだか少し顔が赤くなった気がする・・。

緊張したのかな?


「分かった香奈だね?俺の事も修平で良いからさ。」

「うん・・。」


しばらくして先生が来たから話が終わった。


〝里中修平〟


この名前が頭から離れない。


先生の話もまったく聞こえない・・。


どうしよ?


私―


修平に恋しっちゃった・・??
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