大切なもの
「サンキュー!!夜メールするわ!じゃね香奈」

「あっうん待ってるね。また明日」


そう言って私は走って教室を出た。


高校ってこんなに簡単に人のメルアド聞くんだ・・

なんか大人だなぁ。

でも修平にいきなり話しかけられてメルアド聞かれるなんて・・

少し緊張して早くその場から離れたかった。




―私は恋っていうのをあまり知らなかったんだね?


恋は突然やってきて・・


今まで知らなかった相手の気持ちを知ったり・・


私は本当に何も知らない子供だね・・


―私はこの高校生活で


恋っていうのを知る事が出来たのかな?
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