大切なもの
「何かあったから遅くなったのか?」


俺は校門を出た辺りで聞いてみた。

だって荷物はそんなに無いし・・あの怖い女はもう帰ってたしさ。

少し不思議だった。


すると香奈はなんか少し考えて


「あのね・・?私の隣の席の修平がさ・・メルアド教えてっていうからね少し遅くなっちゃったんだ。ごめんね?」


あぁ・・。

そういう事かよ・・?それに修平ってもう呼び捨てなんだ・・?

おれはもう嫉妬でやばくなってきた。


「ふーん。もう・・呼び捨てなんだ?そんなにあいつのことが好きになっちゃたんだ?」


俺は香奈に強く当たってしまった。

そんなの子供みたいじゃん・・。

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