大切なもの
私は思わず見とれた。


だってね?


顔は可愛い顔なのに私服は黒を中心とした服。


しかも全然違和感がなくて・・


むしろそのギャップが格好いい。


「何そんなに見てるの・・?」


修平に言われてハッとした。

私見過ぎじゃん。何やってるの~!!


「別に見てなんかないよっ・・」


私は恥ずかしくなってとっさにウソをついた。


修平は笑って


「俺そんなに格好良かった?」


って聞いてきた。


もう~・・。なんて言ったら良いか分かんないよ。

格好いいって言うべき・・?

それとも格好良くないって言うべき・・?

私が必死に考えていると修平はさらに笑った。

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