大切なもの
香奈side
私はしばらく頭の回転が出来なくなってしまった。
まるで・・フリーズしたパソコンのように。啓斗が言った言葉を漢字変換するのにも時間が掛かった。
〝俺は・・香奈が好きなんんだよ〟
〝今までずっと〟
やっと意味が分かったとき・・修平の時よりももっと真っ赤な顔になってしまった。
だって告白されたの初めてだもん。
そして疑問に思った事が一つ。
今までずっとって・・いつから!?
最近の事?それとも・・かなり前から?
「あの・・さ?いつから・・なの・・?」
私は恐る恐る聞いてみた。
やっぱきになるし。
啓斗は驚きながら顔を少し・・赤くしていた。
「ずっと前・・幼稚園の頃からだよ・・!香奈が浅井の事が好きなときもずっと・・香奈だけを見てきたっ・・!」
「え・・・!?ウソでしょ・・?」
私は信じられなかった。だってあんなに啓斗応援してくれていつも励ましてくれてたんだよ?
その時もこんな私のことが好きだったの?
啓斗辛かったはずなのに・・
私あんなに啓斗の事頼ってて・・私・・
最低だよ・・。