大切なもの
すると啓斗の顔がほんのり色づく。


私も赤くなっちゃうよ・・・。

それにしても・・啓斗の手・・大きいね。そりゃいつも見てて分かってるけど繋いで改めて思った。

やっぱ・・男の子なんだね・・。

ドキっ―


なんかそう思うとなんか・・ドキっとした。


私と啓斗はゆっくりと家へと帰った。


私の家の近くまで来ると啓斗が話した。


「本当いきなりゴメンな?また・・明日学校で!」

「ううん・・。私こそゴメンね。また・・明日ね」


私は啓斗に手を振った。

啓斗は軽く手を振って歩いていった。


啓斗が見えなくなると私は急いでドアを開け階段を一気に上って自分の部屋に入った。



なんであんなに私冷静だったんだ?

私告白されたんだよ・・??


啓斗が居なくなっていきなり動揺した。


あぁ私なんて返事すれば良いの・・!?

もうわかんないよっ・・!!


私はベッドの中へと潜った。
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