大切なもの
啓斗side


あっ・・。


また香奈は修平と話してる。


あいつとなんか話すなよ・・!!


今すぐ香奈をあいつから離したい・・けど今俺の周りには女子が壁になっていてとても歩けない状態になっている。


やっぱ俺なんかより修平の方が香奈に合ってるのかな。


香奈も修平といると元気良いし・・。


最近俺といてもなんか不機嫌。


俺―


諦めた方が良いのか・・?


諦めて香奈を修平と一緒にさせたら香奈は幸せになる・・?


そう考えていた時だった。


「啓斗。ちょっと良い?話ある。」


修平だった。


今、あんまり話したくない相手だけどここ抜け出せるし良いか。


「分かった。今行く!ちょっとそこにいる人たちどいて?」


「はっはい・すみません」


一気にそこにいた人達は居なくなった。


修平はもう廊外をもう歩いていた。

俺は少し走って修平の所まで行った。



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