大切なもの
私の大切なもの
香奈side


私は啓斗が好き・・。


そう気づかせてくれたのは修平。修平には感謝しなきゃね。


啓斗に会いに行かなきゃ・・!!


本能的にそう思った。教室には啓斗が居ないから私は廊下に出た。


もうすぐ昼休みが終わる―・・


でもそんな事はどうでも良い。今すぐ啓斗に会いに行きたかった。


・・・。


そう思っても啓斗がどこにいるのか分からない・・。

どこにいるんだろう?


私はとりあえず走った。


2、3分走っても見つからない・・。

もしかしてもう教室行っちゃったのかな?


諦めかけたときだった。


「なっ・!香奈!!」


遠くから啓斗が私の事を呼んでいた。


「啓斗・・!!」


私は啓斗のもとへと駆け寄った。


言わなきゃ。私の気持ちを・・・。


「啓斗・・。あの・ね?」


言いかけたとき


グイッ…‥…。


えっ・・!?
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