バトルロワイヤル
―3階廊下―
「真弓、4階に援護しに行くぞ!」
「イエッサー!」
オレ達は落としていた腰をあげた。
「だいぶ疲れたな…。」オレの顔はたぶんかなりしんどそうだろう。
「ぅん…。ちょっと休む?」
「…ご…5分だけ…」
―5分後―
「もぅそろそろ行かなきゃ…」オレは立ち上がった。
「立てるか?真弓。」
「…ぅん。…ヨイショ!」真弓は立ち上がって背をのばした。
「行くぞ!!」
オレ達は目の前にある階段をのぼって4階についた。

「あそこのトイレだ!」真弓の手を引っ張って走りだした。
銃をポケットから出して息を落ち着かせた。
「健太!児玉!援護に来たぜ!」
オレは勢い良く入ったが、中にはもぅ男が2人倒れていた。
「児玉やったな!」オレはつっ立っている児玉に駆け寄った。
「なか…川…」
児玉は涙を流していた。
「児玉どうしたぁ!?」
「亮佑…元気そうじゃねぇか。」
ふと健太の声が聞こえ振り返った。
「当たり前じゃ……!!」
オレは声を止めた。
そこには血だらけになって倒れている健太の姿があった。
(ドクンッ)
「うわぁぁあぁあ……!」オレはタイルの世界で叫んだ。
ルビーのネックレスが血でより赤く光った…
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