バトルロワイヤル

ハッキング

(ガラガラ…)
オレ達はRANルームについた。
「悪いわね…理科室を空にしてしまって。」中に入るとさっそく紙本が現われた。
「別に理科室は大丈夫や。人体模型君がおるからな。」徳光は答えた。
理科室に置いている人体模型は遠隔ラジコン操作ができ、なお、各種武器が備わっている。
「そぅ…。まぁタダで私があなた達を呼んだわけじゃないわ。」
「……?」
「…この首輪のハッキング方法がわかったのよ!!」紙本は言った。
(………?)しばらくみんなは黙った。
『えぇえ!!?』その次にオレ達は声をそろえた。
「ははは、ハッキングってこの首輪を解除するんですか!?」西尾があたふたして言った。
「そぅよ!…大野くん!!」紙本は大野を呼んだ。
「みなさんこれを見てください。」
(…ウィーーン…)RANルームの黒板の前に大きなスクリーンが現われたと思ったらその瞬間に部屋の明かりが消えた。
「…これは?」児玉はスクリーンに映るものを見て言った。
「クウェートからのメールです!今日本語訳にします…!」
(カタカタカタカタ…)大野は翻訳ソフトでクウェートから来たメールを日本語訳に変えた。
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