バトルロワイヤル
「なんやこれ…丸いぞ!」
「鉄でできてるやん!」
「亮ちゃん何それ?」
「わからん…児玉…コレ何?」オレは児玉に聞いた。
「…たらいや。」ボソッと言った。
ん?うまく聞こえへんかったな……
「児玉なんて?」
「お風呂のたらいじゃ!!」
「……ハハハハハッ!」真弓と健太は笑いだした。
「お前ら笑うなや!なんでオレだけ!」
「まぁそろそろ行こか。長く居すぎた。」
「…?児玉、ドコ行くん?」
「とりあえず武器もとったしこの教室から出ないと。こんなけ大きい声だしてたら待ち伏せされてるかもしれん」
「………」オレら3人は目を丸くした。
「じゃあ気を引き締めていけよ!」
(こいつ…戦いなれてる)
オレたちは廊下に出て同じ階の音楽室に向かった。
「なんか不気味ねぇ。」
「そりゃ先生もおらんし、こんなんが始まったんやから」オレたちはすみやかに廊下にあるロッカーを横切り音楽室に向かった……
(ガーーン)
「えっ?」オレたちは音がした後ろをむいた。
「…さっそくか…たしかお前は…7組の木下勘太(きのした かんた)だな。」
さっき横切ったロッカーから木下があらわれた。
「殺してやる!」
(話し合いは…ないな)
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