バトルロワイヤル
「…失敗したのにまだ首輪の解除方法を探すんですか?」大野は恐怖に怯えている。
なぜならクウェートのハッキングメィルを受信して試してみたのは大野だったからだ…。
「だからよ…。紙本達もこのまま終わってほしくねぇだろ!もしこのバトルロワイヤル(たたかい)でハッキングを発見すればお前は英雄だ!!」徳光は説得した。
「…はい!!!」大野はそこで大きな返事をした。
「他の部員達もハッキング方法を探すんやぞ!!」
「はい!!」
こうして生き残った7人のP研はハッキングを見つけるために前よりもパソコンに集中した。

「…ところで今日の生き残りは何人になってたん?オレ達寝てたから校内放送を聞いてねぇんだよ!」オレはふと頭に浮かんだことを徳光に聞いた。
「今日の朝の時点で残り188/720人になってる…。たぶん明日には100を切ってるやろう…。」
「……そぅかぁ…」
今オレ達の仲間はオレ、児玉、真弓の3人と徳光率いる理科部員18人と生き残ったP研7人の合計28人だ。
「残り3日と少し…。そろそろ残り1人になりたいやつは暴れだすかもしれない…」児玉は呟いた。
その瞬間、背筋がゾクッとした…。
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