バトルロワイヤル
「早よ出てこいやぁ!!」中塚は叫んだ。
(ダァン)
どこからか銃声が放たれたが銃弾は中塚にあたらなかった。
「てめぇ…」
「理科研究部部長徳光茂が相手だ!!」
徳光は短銃を構えて中塚の前に立っていた。
(……徳…光…)
「てめぇなめてんのか!?」
(ダァン)
中塚は徳光に向けて銃を放った。
(バスッ…)
徳光はたくさんある本棚の本棚と本棚の間の通路に飛び込み、銃弾は別の本棚の中に突っ込んだ。
「てめぇらなんか隠れても無駄なんだよ!!」
中塚はついに背負っている巨大な武器を取り出した。
(ガキョッ)
中塚は安全レバーのようなものを外した。その瞬間…
(ゴオォォォォ…)
銃口のような部分から大量の炎が出た。
(火炎放射器…!!)
『うわぁあぁあぁあ!!』
オレ達は隠れていた場所から炎を見てすぐに出てきた。
またたくまに周りへと火が回ったが、水分を含んでる本棚の木は燃えることはない。
「かかったな…」オレ達はまんまと中塚の罠にはまってしまった。
「こぉなったら殺ってやる!!」
「オレのこの火炎放射は1度にたくさんの敵を倒せるからちょうどいい…」
中塚は放射器を見て笑っている。
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