バトルロワイヤル
中塚は左手にスナイパー、右手に放射器を持っている。
「くそっ、くそぉお!!」
(ダァン)
部員の1人は中塚に向けて銃を放った。
(キンッ)
弾丸はスナイパーに当たり、スナイパーは地面に転げた。
「この糞がァア!!」
(ゴオォォォォ…)
「ぐおぁあぁあ…」銃を放った男の体にどんどんと炎が巻き付いた。
「…ぎ…ぐぐ…ぐ…」
男はついに倒れた。
「お前ら、もうオレ達に見つかったことが運のつきなんだよ!!」
中塚は周りに出てきているオレ達に言った。
(ガタガタ…)
オレの隣にいた真弓は震えている。
「…こんなの…勝てるはず…ない…」
(……真弓…)
「じきにお前達もこの上で戦ってるお前らの仲間も死ぬんだよぉ!!」
(ピクッ)
オレの体が中塚の言動に反応した。
「…児玉は殺られない…。」
「あぁ!?なんか言ったかぁ!?」中塚は放射器を背負ってポケットから短銃を取り出した。
「児玉はあんなやつには負けない!!」
オレは叫んだ。
「そうよ!こじゃまはアンタ達みたいなやつらに負けないんだから!」
真弓はオレに続いて叫んだ。
「…ふふっ…」中塚は鼻で笑った。
「教えてやるよ…。林道さんのことをな…」
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