バトルロワイヤル
「猫田ァ!!」
「猫田さん!!」
猫田は倒れて何かもがいている。
「……山川…これ…を…」猫田はオレに2つの黄色い薬を渡して行きを息取った。
「うわぁあぁあ!!猫田ァ!!」オレは目の前で倒れる猫田に叫んだ。
「…わけのわからん行動をするからアカンねんて…」中塚は猫田の異常とも言える行動にすこし動揺していたようだ。
「…真弓、これを飲め…」オレは猫田に餞別された薬を飲み、真弓にも飲ませた。
「うおぉぉお…猫田さんの仇だぁあ!!!」広瀬は泣きじゃくった顔で背負っている細菌をばらまいた。
(シュウウゥ…)
図書館にあった本はみるみる内に炭に変わっていった。
「…な…部屋が黒く…これは炭なんか?」中塚のブラウスが黒くなっていった。
(…オレのブラウスがだんだん黒く…、このままじゃオレも炭になるのか…!?)
中塚はその場から離れた。
「いけぇ!!細菌を使いまくれぇ!!」徳光は叫んだ。
「うぉお…ね、猫田…さん…」
次に西尾は広瀬に続いて細菌を使った。
(シュウウゥ…)
部屋の柱や、パイプのような金属という金属は錆びていった。
「??」
中塚はモロにくらったが変化がない。
(人には効果がない…!?)
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