バトルロワイヤル

―次の日―
「児玉ぁ、お前どうした！？そのきず！？」学校で亮佑は教室に入ってきたオレに言った。
「…別になんでもない。」
「…そうか。健太ぁ、サッカー行こうぜ！！」朝だというのに少ない休み時間で亮佑は中川とサッカーに行ってしまった。

（キーンコーンカーンコーン…）
この日も無事学校が終わった。
「児玉ぁ、一緒に帰ろうぜ！」亮佑はオレを誘ってきた。
「…悪ぃ、先帰るわ。すまんな…。」オレはカバンを持って先に帰った。
「あーあ。健太ぁ、帰るぞ！！」亮佑もカバンを持って中川と教室を出た。
―通学路―
「……オイ…。」
オレは帰り道に声をかけられた。
天満橋6中のやつらだ。
前よりも人数が増えている。
「…ちょっと来い！！」オレは路地裏に連れていかれた。

「健太ァ、今日の児玉の傷どう思う？」亮佑は一緒に帰る中川に聞いた。
「さぁな！転んだんじゃねぇの？」中川はケロッとしている。
しかし次の瞬間中川の顔つきが変わった。
「どうした？健太？」
「あ、あれ児玉じゃねぇか！！」中川の言う方向に亮佑は目を向けた。
路地裏に連れていかれる瞬間だ。
「あれは…天満橋6中…。なんであんなヤバいやつらと…」