バトルロワイヤル
「何ごちゃごちゃ言っとんねん!!」中塚は叫んだ。
「…行くぞ!」白金の合図と共に3人は動きだした。
「うわぁあぁあ!!」濱田は日本刀を持って中塚に突っ込んだ。
(バンッ)
中塚は真顔で濱田を撃った。
「…まずは1匹…」
「濱田ァ!!」オレ達は叫んだ。
「…後藤…オレに…かまうな…」倒れかけた濱田の後ろにはすぐ後藤がきていた。
(…こいつ後ろに隠れてたか!?銃じゃ引き金をひくので間に合わねぇ!!)中塚の頭にすぐ流れてきた。
「うおぉぉお!!」中塚は巨大な火炎放射器をバットのようにして、後藤を殴ろうとした。
(ガツンッ)
「濱田ァ!!」濱田は最後の力を振り絞って後藤をかばった。
(バチ…バチ…)
「うわぁあぁあ!!」
後藤は泣きながら火炎放射にスタンガンを当てた。
(…バチバチバチ…)
「…爪が甘かったな…」後藤の真後ろで中塚の声がした。
「えっ?」
(スパンッ)
中塚は後藤が振り向いたと同時に後藤の首をはねた。
手には濱田の日本刀が握られていた。
「オレは女がお前にスタンガンを渡す瞬間を見てるからな…。金属の武器に電気を通すくらい見え見えなんじゃ!!」中塚は倒れた後藤に向かって言った。
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