バトルロワイヤル
(バァン…)
中塚の防弾ジョッキに背中から銃弾を浴びた。
「よくも、よくも後藤と濱田を殺ってくれたな!!」中塚の後ろには泣きながらスナイパーを握る白金がいた。
(……あれは確かオレの…)
白金が持っているスナイパーは中塚が最初、徳光にはじかれたスナイパーだ。
(ガァン)
中塚は白金が握っていたスナイパーを蹴り飛ばした。
(ガタンッ)オレの近くにいた広瀬は突然蹴り転がったスナイパーの方に走りだした。
「広瀬!!」白金は目の前に中塚を無視して白金(スナイパー)の方に走ってくる広瀬に向かって叫んだ。
「…あの糞女!!」
中塚は広瀬に標的を変えた。
広瀬はスナイパーの場所についた。
「…お前から死ね!」
(バァン)
中塚は広瀬に銃を放った。
「…ゴフッ…」
「白金くん!!」広瀬は叫んだ。
撃たれたのは広瀬をかばった白金だった。
(ドサッ)
「…よかったじゃねぇか!これで仲良く3人あの世行きでよぉ!!」中塚はうつぶせの白金に言った。
「次はお前だ…。」中塚は広瀬に向かって銃を構えた。
「……!!池野さん、受け取って!!」広瀬は真弓に向かってスナイパーを投げた。
「そろそろ死ねぇ、糞女がぁ!!」
< 208 / 358 >

この作品をシェア

pagetop