バトルロワイヤル
「……ハァ…ハァ…」オレは裸足のまま家を出た。
(…何で?…何で…!?)

―クリスマス前日―
「いよいよ明日だ…」親父の様子がおかしい。
母が死んでもう半年以上たつ。
「お父さん、明日クリスマスだけど何か買って…」
(ボカァ)
「うるせぇ!黙ってろ!」親父はオレを殴り飛ばした。
もう親父の頭にはエドワード・ジャクソンを殺ししかない。

(なんで…、なんで…?)オレは走りながらずっと考え続けた。
(ゴォォオォオ…)
サイレンの方向にしばらく走ると燃えている教会が見えた。
「…何で…何でこんなことしたんだよぉお!…おとおぉさぁん!!」オレはその場でしばらく泣き崩れた。

(テクテク…)
しばらく泣くとオレは家の方向に向かって歩きだした。
(ガチャ)
無意識に歩いているといつのまにか家についていた。
(……!!?)
リビングに入ると驚きの光景が目に入ってきた。
「何やってんだよ!!親父ぃ!!」オレは“お父さん”と呼ぶのをやめた。
なぜなら、
父が顔をつけているテーブルの上には大量の酒とそして20本もの注射器…。
親父も麻薬中毒者だったのだ…。
(なんでこんなことになってんだよぉお!!)
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