バトルロワイヤル
「…おぉ、師連か…。見たかあの爆発?あれ父さんが…」
(ボカァ)
オレは親父の頬を思いっきり殴った。
「そんなんで天国のお母さんが喜ぶとでも思ってるのかよ!?」オレは泣き叫んだ。
「………!!」その時親父の頭に自分で言った言葉が思い出された。
(…師連だけには迷惑をかけるなよ!)
親父が母に言った言葉だ。
「…すまん…。師連…。3日後に日本に逃げるぞ…。」
「……!?」
「今入ったニュースで警察の調査により犯人がオレだとすぐにわかったようだ…。」オレは涙があふれた。
「ニュースではアメリカで“Lindo Ren”と表示され、日本では“リンドー・レン”と表示された。わかるか…?まだ“林道(はやしみち)”という日本姓名がある。お前は母さんが日本人で日本語を話せる。そこで日本人のふりをすれば大丈夫だ…。」
「……で、でも…」
「…明日ハリウッド・コープって所で最後の買い物を済ませて日本に飛ぶぞ…。」
親父はオレに話す暇を与えなかった。

―次の日―
「よし、これを日本に持って飛ぶぞ…。」
(ジー…)
そこで誰かにビデオテープを撮られた。
その2日後にニュースでその映像が投降され全州で流された。
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