バトルロワイヤル

運命の日

「徳光さん達おつかれ様です!見てください、これ全部僕達が首輪を外したんですよ!」オレ達が中に入ると大野が威勢よく声を掛けてきた。
中には理科部3人とP研3人と、その他にも10何人かいた。
「1、2、3、4…」オレは指で数えた。
「17人です!!」
大野達のポスターによって校内にいる生徒の17人の首輪が外れた。
「…それより…徳光さん…?」大野が次に声を掛けてきた時はずいぶん不安げな声だった。
「なんだ?」
「…猫田さんはどうしたんですか…?それに大石さんやみんなも!!なんで9人しかいないんですか!?」
「…あいつらは…、殺された…。」徳光は言った。
……――…
一瞬RANルームの中が止まったように見えた。
「…そうですか…。猫田さん達のためにも早くみんなの首輪を外してあげましょう…。」大野は静かにパソコンについた。
「でもまだ保健室に桜井と横須賀、児玉と池野がいるんだ。」
「…そうですか。」
「オレ達はもう死ぬわけにはいかないんだ…。」
(残りの首輪はオレ達の仲間(死んだ数も含め)29人と助けられた17人、死んでしまった中塚、林道の2人の首輪で計48人で68人から引くと残り20人になる)とだれもが頭に入れていた。
< 229 / 358 >

この作品をシェア

pagetop