バトルロワイヤル
真弓は急いで服を着直した。
「こじゃま、早く包帯を変えないと!!」
児玉の腹からは林道との戦闘でできた傷から血が出ていた。
「大丈夫だってんだ…。お前は心配すんな…。」児玉は真弓の頭に優しく大きな手を乗せた。
(ガササー…ブチンッ…)
児玉はベットについているカーテンを取って腹に巻き付けた。
「これで大丈夫だ…。」
「…ウ、ウワァアァアァン!!!」突然真弓は泣きだした。
「どうしたんや真弓!?」突然泣きだす真弓に児玉は動揺した。
「こじゃま、死んじゃ嫌や!!」真弓は児玉にしがみついた。
児玉は泣き付く真弓に優しく頬笑みそして…
(…チュッ…)
優しく額にキスをした。
「………!!」
「もう泣くなよ!オレは大丈夫だから!」児玉は真弓の頭をさすりながら言った。
「うん!……こじゃま、一緒に寝よ!!」真弓は児玉の手を引っ張りベットについた。
真弓の熱は自然に引いていた。
「おい、真弓…、女が男と一緒に寝ちゃ…」
(…チュッ)
真弓は児玉の唇に自分の唇を合わした。
「こじゃま、おやすみ!!」
こいして5日目真弓と児玉は共に保健室のベットの上で1夜を過ごし、次の日を迎えた…
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