バトルロワイヤル
(ガラガラ…)
オレ達は17人とオレの18人で行動することになった。
「じゃあ皆行くぞ…。」オレは真弓と児玉を見た時からテンションが低い。
「山川君どぉしたの?さっきからため息ばっかりよ!」里中が歩きながら寄ってきた。
オレは知らず知らずの内にため息ばかりついていたようだ。
(コツコツ)
オレ達は2階から階段をおり、グランドに出た。
「まだトラックは来てないみたいやね。」里中は言った。
「そぉやな…。ちょっと待とかぁ。」オレは地面に座り込んだ。
「豊ぉ〜、みんなで鬼ごっこかなんかして遊ぼうぜ!!」ある男が豊津に話し掛けた。
こいつは神崎真(かんざき まこと)1年だ。
「そぉやなぁ。山川さん、みんなで遊びませんか?」豊津はオレに聞いてきた。
「いや、オレはいい。残り8人となりゃあ誰も襲ってこんだろぅ。遊びたいやつは遊んでていいぜ!」
「ヤッター!!」
陽気な1年生はまだ小学生の心を捨てていないようだ。
改めて気付いたが、17人中1年生は13人をしめていた。残りの4人は2年の里中1人、後は3年生だった。
「私もいいよ。」里中は断った。
「オレ達もじゃあ見ておこうかな?」3年生達も見学を希望した。
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