バトルロワイヤル

「えっ！？」
（ババババッ…）
突然男はマシンガンを持って乱射し始めた。
『キャー！！ぐわぁあぁ！！』
逃げる声と撃たれる声が混ざる。
ドサドサと1年は倒れていく…
「おい五十嵐と登米（とめ）、あいつとめに行くぞ！」更家は3年生2人の手を引いて暴れ回る男の元へ走った。
（ドサッ…）
神崎は更家の目の前で倒れた。
「…さ、更家さん…逃げてください…」神崎はそう言って息をひきとった。
「てめぇぶっ殺してやる！！」更家はポケットから銃を出した。
「オレは野本慎二（のもと　しんじ）1年だ！お前達にオレの命（たま）は取れねぇよ！」野本は自分の胸に拳を当てて言った。
完全に気が狂っているようだ。
「やめろ！更家ぇ！！」オレは走っていって更家を止めた。
「放せ、山川！こいつを撃たないとオレ達がやられちまう！！」
「大丈夫だ！あいつの銃にもう弾はもう入っていない！！」
（カチッカチ…）
野本のマシンガンは弾切れだ。
「でもこいつはオレ達の仲間をいきなり殺したんだぁ！！」
1年は13人から今は5人ほどしかいない。
「早くオレを殺してみろよぉ！！」野本は叫んだ。