バトルロワイヤル
「殺す…?オレをか…?上等だぁ!!」宮武は焦りの色を隠せない。
(パァンッ、パァンッ…)
宮武はオレに向けて中を放った。
(…スッ…スッ…)
オレは飛んでくる銃弾を次々に避ける。
見えているのだ。
(パァン…パァン…)
オレは避けながら進んでいく。
「なんで当たらねぇんだよぉ!!」
(…パァン…カチッ、カチッ…)宮武の短銃は弾切れにになった。
「うわぁあぁあぁ!!来るなぁァア!!!」
「…宮武…、…チェックメイトだ…。」オレは宮武の目の前までおいついて喉元を掴んだ。
(ガァアーーン)
オレはそのまま横にあった机に宮武の頭を叩きつけ、押さえ込んだ。
「お前を絶対に許さない!!茂野も矢田も和良もそして里中も殺したお前を許さない!!」
(ボカッ…ボカッ)
「…ぐはぁあぁあ…」
オレはがむしゃらに殴り続けた。
「オレはお前を信じてたんだぁ!!」オレは涙を流して叫んだ。
(……えっ…?)
「お前は学級委員長として周りをいつも一番に考えていたのに何してんだよぉ!!」オレは殴るのを止めて宮武の胸ぐらを掴んだ。
「何でそんなになっちまったんだよぉ!!宮武ぇ、覚えてるかぁ!?」
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