バトルロワイヤル
「どぉなるってどぉもならんだろ!てめぇさっき自分でこの火は燃え移らんって言ってたしな。」
「確かにこの火は簡単には燃え移らないけどこのダイナマイトの導火線はとても引火しやすい。油並にな…。つまり…」
(ヒュッ)
「こうするとどうなるかな。」徳光はまだ燃え続ける火炎ビンにダイナマイトを投げ込んだ。
(ま…マズイ…!)
(シュウゥウ…)
「…ど、どういうことや…?」
ダイナマイトは投げ込むと爆発しなかった。
「…危ねぇなぁ。やっとで相殺かよ…。」青山はダイナマイトが爆発する瞬間に一か八かで自分の爆弾を投げ付け相殺した。
「…お前今油断しすぎだぜ…」青山は相殺に見とれていた徳光に銃を構えた。
「…しまっ…」
(バゥン…)
(…――…!!)
「ぐわぁあぁあぁァア!!」
銃弾は重く徳光の右手首にめり込み、根元から吹っ飛ばした。
「…この“リボルバー”はトカレフみたいな玩具とは威力が段違いだ。お前…、オレが爆弾だけだと思ったか?」青山はリボルバーのダイアルを1つ回した。
「次でチェックメイトにしてやる…」
(カチャ…)
「ゼーハー…ゼー…ハー」
(…オレの右手が吹っ飛んだ…)
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