バトルロワイヤル
(ザッ…)
「オイ児玉、冗談やったらやめとけよ!時間ないねんから!!」オレはトラックに前進した。
(パァン…)
児玉はオレの足元に銃弾を放った。
「これは冗談でもないぞ!!このトラックの荷台に誰かが載ってきた瞬間に真弓の頭を貫く!!」児玉は叫んだ。
「児玉ァ、お前さっき真弓は連れていかんって言ったんちゃうんけぇ!!?」
「あんなのハッタリに決まってるやろぉがぁ!!オレは真弓と一緒に軍基地に向かう!!」
(…くそっ!あいつ何言っとるかさっぱりや…!!)
トラックの荷台に児玉と真弓が乗ったまま、オレ達は近づくことができない。
「みんなぁ、一斉に児玉に押しかけんぞ!!」オレはみんなに合図をした。
「亮佑ぇ、お前そんなことしたらお前らも殺すぞ!?これを見てみろ!!」児玉はポケットから小さな丸型の金属を取り出した。
『…………?』
「これはな、対リンドー用にオレが1年かけて作りあげた爆弾や。半径約1kmの範囲で爆発する。オレはこれでリンドーと自爆するつもりやったけど………」
「……今日の朝に発見されたってわけか…」オレは児玉の代わりに続きを言った。
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