バトルロワイヤル
(ガチャガチャガチャガチャ…)
「なっ…!!?」
児玉や横須賀の周りは銃を握る軍人に囲まれた。
「…大丈夫や、横須賀…、こいつらはオレがこの軍人を人質に取ってるかぎり銃を撃つことはない…」児玉は少し顔に不安を残し言った。
(…にやっ…)
「撃てぇえぇェェ!!!!」椅子に座った男はにやついてから立ち上がり叫んだ。
(…ババババババババババババババババッ…)
周りを囲った軍人は合図と共に児玉達に銃を撃ち放った。
(嘘だろ?まだ爆弾も何も…)
(ブスブスンブスブスブスッ…)
児玉がポケットの爆弾をとっさに出そうとすると銃弾は児玉達の体を蜂の巣のように突き抜けていった。
「ち…くしょ……」
(ドサッ)
(ドサッ)
(ドサッ…)
児玉と児玉の捕らえていた軍人と横須賀はその場に何も言わず倒れた。
(…コロ…)
児玉の顔の目の前に児玉が作った爆弾が転がった。
「…即死だな…。オイ、早く死体を片付けろ!!」

―RANルーム―
(…プチンッ…)
オレの靴ひもの根元が切れた。
(……何か嫌な予感がする…)
「早く何か映し出せよー!!!」オレはヘリからの同じ映像に切れた。
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